【JDEC】第7回JDEC(日本フリースクール大会)開催報告

 2015年1月10日から12日まで、東京、代々木のオリンピックセンターにて、第7回JDEC(日本フリースクール大会)と、フリースクールスタッフ養成・研修講座を連続開催いたしました。三日間合わせて147名が参集、テレビ一社、新聞四社が取材に来るなど、例年になく注目度の高い大会となりました。
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 1月10日は「今、チャンスを活かす~国のフリースクール支援~」と題するパネルディスカッションからスタート、文部科学省初等中等局に新たに設置された「フリースクール等担当」の亀田徹さんをゲストに迎え、西野博之さん(NPO法人フリースペースたまりば)、吉田敦彦さん(大阪府立大学/日本シュタイナー学校協会)、中村国生(フリースクール全国ネットワーク/NPO法人東京シューレ)、奥地圭子(フリースクール全国ネットワーク、司会)とともに、われわれ(フリースクール等)が求める支援のあり方、子どもの学ぶ権利を保障するための仕組みづくりのために何が必要かを議論しました。
 今後、国は支援の方策を検討するための有識者会議を開催、今年6~7月には中間報告、来年2016年には最終まとめをつくる予定とのこと、また、全国の保護者、子ども、フリースクール等のスタッフや運営者とも意見交換を行いながら、家庭を中心に過ごすことも含めた現状の把握もしていくとのことでした。
 フリースクール等の多様な学びの側からは、これからの支援策への期待とともに、フリースクール等の独自性・多様性を損なわないよう、それぞれの自主性を尊重した支援を行うこと、フリースクール等に通う子どもだけでなく、家庭を中心として過ごす子どもも学ぶ権利を保障される仕組みをつくること、外国籍の子どもなどの学ぶ権利も保障すること、フリースクール等が成り立ちにくい地方部での、学校と協働して行う子どもの学習支援などの必要性が語られた他、公立学校の教員がフリースクールでの実習を行うなどの取り組みも今後さらに広げ、学校そのものも変えていく提案もされるなど、会場も交えた活発な議論がなされました。
 最後に、吉田敦彦さんからは2月7,8日に大阪で行われる「これからの子育て・教育を考えるフォーラム ~第2回 オルタナティブな学び実践研究交流集会in関西~」でフリースクール等の多様な学びの場で、子どもたちがどのように育ち、巣立っていったのかをまとめ、文科省、有識者会議に資料として提出しようとの提案もされました。

※超党派フリースクール等議員連盟から寄せられたメッセージはこちら

 その後「フリースクールの魅力と悩み」をテーマとした実践報告(報告者 木村清美(フリースクールヒューマン・ハーバー)、奥地圭子(東京シューレ)、増田良枝(NPO法人越谷らるご/フリースクールりんごの木)、五つのテーマに分かれての分科会、子ども・若者シンポジウム「フリースクールで育つとは~当事者の今、これからに学ぶ~」等で実践の交流をした後、JDECミーティングで大会は幕を閉じました。
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 JDECミーティングでは、不登校の子どもの権利宣言を広めるネットワークからの活動報告、福岡県や札幌市でのフリースクールへの公費助成制度の事例紹介、多様な学び保障法を含めた公的支援・制度化への運動について、JDECのあり方(フリースクール以外の多様な学びの場を含めた大会としていくのか、不登校を中心とする活動に特化していくのかや、全国のフリースクール等が協働で大会をつくっていくための仕組み)、今年4月にニュージーランドで開催されるIDEC(International Democratic Education Conference/世界フリースクール大会)の情報提供がされています。
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開催概要
第7回JDEC(日本フリースクール大会)
開催会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
開催日時:2015年1月10日~1月11日
     ※フリースクールスタッフ養成・研修講座との共通プログラムを含む
参加者数:123名
参加団体:25団体
     ※加盟団体のみをカウント 他、加盟外フリースクール、その他子ども関連団体も参加
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