メールマガジン【第2号】2018.5.10

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NPO法人フリースクール全国ネットワーク公式メールマガジン
         【第2号】2018.5.10

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目次
1.多様な学びで育つ私たち
   ~教育機会確保法ってなんだろう~
2.イベント情報
   多様な学び保障法を実現する会公開イベント
3.実行委員会がスタートします!!
   第6回多様な学び実践研究フォーラムin福岡
4.事務局コラム
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■参加報告 多様な学びで育つ私たち ~教育機会確保法ってなんだろう~

2018年5月6日、千葉県弁護士会館にて「多様な学びで育つ私たち ~教育機会確保法ってなんだろう~」が開催されました。
主催は「千葉県フリースクール等ネットワーク」と「千葉県議会フリースクール等教育機会確保議員連盟。
文部科学省(児童生徒課長)による「普通教育機会確保法」やその他施策についての説明では「文科省は不登校を『問題行動』ととらえてはいない」ということが改めて強調されたほか、自治体の視察などに行くと「不登校がなかなか減らずに申し訳ない」などと言われることがあるのは事実だが、文科省としては不登校の数を減らすこと、学校復帰を進めることは目指しておらず、不登校など学校に通いづらい(安心して学べていない)子どもの数を正確に把握し、学校復帰にこだわらず必要な応援をしていくこと進めていきたい旨が強調されました。
また、不登校の子どもの「出席扱い」に関しては用件がそろい校長の了解があればフリースクール等だけでなく家庭(ホームエデュケーション)でも可能であることなどが話されました。
その後、今フリースクールに通っている子どもたちからの発表、当日参加した各団体のアピールタイムなども持たれ、県議会議員約20名、県教育長をはじめとする行政職員、市民等合わせて約120名が参加するなど、関心の高まりを感じる一日でした。

※千葉県フリースクール等ネットワークは、2017年9月に誕生した新しいグループです。
現在はフリースクール、親の会、ホームエデュケーショングループ等の民間団体8団体が加盟し、県教育委員会との懇談や県内の顔の見えるネットワークづくりに取り組んでいます。
そのネットワークの働きかけもあり、2018年3月には「千葉県フリースクール等教育機会確保議員連盟」も誕生、民間団体・議員・行政が連携して不登校支援の新しい在り方をつくっていこうと活動をしています。

◇千葉県フリースクール等ネットワーク フェイスブックページ



■イベント情報 多様な学び保障法を実現する会 公開イベント&第8回総会

多様な学び保障法を実現する会(旧:「(仮称)オルタナティブ教育法」を実現する会)は、フリースクールやシュタイナー教育、デモクラティックスクール、外国人学校、インターナショナルスクール、ホームエデュケーション等、既存の学校に通う以外の、多様な子どもの学びの在り方、育ち方を公的に認め、支援を求めるための活動です。
多様な個性の子どもたち、多様な状況を生きる子どもたちが、安心して育ち、自他を尊重し、個性を伸ばし、幸せに成長できる社会の実現のため。オルタナティブ教育を実践する団体や個人、一般の市民、研究者や識者、議員など、多くの方々とつながり、共に実現を目指し、また運動の広がり・うねりをつくっていくことを目的に、2012年7月8日に設立されました。

「普通教育機会確保法」では学校教育の外にある学齢期の子どもの学習が一部認められることとなりましたが、当初より提案をしている「多様な学び保障法」の実現に向け、
・不登校を理由にせずとも、全ての子どもが自分の望む学びの在り方を選べるように
・上記を実現することによって保護者に課せられた「就学義務」の履行ができるように
・そしてそのために必要な公費の助成が各家庭や多様な学び場にいきわたるように
ひき続き運動を続けています。

今年度の総会&公開イベントは 7月7日(土曜日)、早稲田大学戸山キャンパスにて開催。
・普通教育機会確保法の成立以来、どのようなことが進んできたのか
・進んできていない、周知の足りない部分はどこか
・法律そのもの変えないと実現しづらい課題は何か

などを議論する予定です。
詳細はこのメールマガジン等で追ってお知らせ、どなたのご参加も歓迎いたします。

◇多様な学び保障法を実現する会HP



■実行委員会がスタートします!! 第6回多様な学び実践研究フォーラムin福岡

学校制度の外で活動する「多様な学び場」が互いの実践を交流・研究し、同時に「普通教育機会確保法」等の法制度の活用と改善を考える年に一度のフォーラム。 次回2019年3月、福岡県での開催が予定されています。

実行委員会のスタートは2018年5月25日(金曜日)16時から、福岡県国際交流センターにて。
現在は九州各県の13の多様な学びなどに関わる団体や個人が実行委員会に参加を表明、実行委員会メンバーは引き続き募集中とのことです。

詳細・お問合せは下記実行委員会まで。
 TEL:092-643-8615(箱崎自由学舎えすぺらんさ内)
 Mail:info@esperanzahp.jp
 実行委員会事務局:上村(カミムラ)

第6回多様な学び実践研究フォーラム フェイスブックページ



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 事務局コラム:江川和弥(代表理事/寺子屋方丈舎 理事長)

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わが家には、不登校経験者と現役不登校が3人います。私は、38年前に不登校を経験しました。二人の息子は現役で今も不登校です。私の母親は80歳、かつて学校にゆかないことにあれほど批判をした母も今はいいおばあちゃんです。父親もまだ存命ですのでわが家は6人家族。家業の農家も営みつつ、フリースクールに関わる私自身も多忙な毎日をおくっております。
14歳の次男は、農業も家事もよく手伝います。私自身も彼に弁当を作ってもらう時もしばしばあります。私はこれを勝手に誇りに思い、友達に自慢したりFacebookに掲載したりします。次男は、自分が「大してやりたくもないことを、してやっているのに、それを自慢するバカ親は一体何だ」と抗議します。ある意味これは、「不登校だけれど、こんなことやっているから心配ないんだよ」という私からのメッセージを裏付けしたいだけかもしれません。次男からすれば、そこに親の「支配」を感じていたと言います。
「いくら、口で民主的なことを言っても暮らしをしっかり担わない男は信用しない」というのが私の妻の言い分です。妻と私との会話にも次男が入ってきて「お母ちゃんは、人に謝ったことを見たことがない。自分が正しいと思い込みすぎてないか?」と母を問います。いつもこんな会話にあふれているわが家は、とてもうるさい家庭です。
こどもを支配したり、依存したりという関係はどこにも存在し、その違和感を伝え合ったり、認め合いながら「気づく」ことが大人にとっても大事な事です。人は気づくことでしか変化できません。ある意味気づきを与えてくれる息子さえも私にとっては、ありがたい存在です。彼が、自分にとって手伝うことが大事だと思う仕事だけやっていても十分です。
いつも間にか次男も誰かに考えを依存しなくなってきつつあります。親バカな私は、これが自立なんだと考えています。

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