【JDEC】議員からのメッセージ

2015年1月10,11日開催の第7回JDEC(日本フリースクール大会)では、オープニングのパネルディスカッションなど、フリースクール等への公的支援を巡る話題も多く取り上げられました。
これまでフリースクール等を応援してくださっていた「超党派フリースクール等議員連盟」の議員の皆様からもメッセージを頂戴していますので、以下にご紹介いたします。(紹介順、順不同)

衆議院 河村建夫 議員(議連会長)
衆議院 馳浩 議員(議連幹事長)
参議院 林久美子 議員(議連事務局長)
衆議院 髙木義明 議員
参議院 小西洋之 議員
参議院 高橋克法 議員
衆議院 神山佐市 議員



日本フリースクール大会へ

超党派フリースクール等議連
衆議院議員 河村建夫

第7回日本フリースクール大会がこのように盛大に開催されます事を心よりお慶び申し上げます。

ここにお集まりの皆様方の長年のご苦労が実り、文科省が昨年フリースクールの公的支援に乗り出し、新年度予算には援助のための経費が初めて盛り込まれる段取りとなっており、本年はフリースクールの歴史にとってまさにエポック・メーキングと言ってもよろしいかと存じます。

現在、小、中学校の不登校児童数は約12万人に上ります。その理由は身体的から心理的なものまで多岐にわたって家族、学友、教師らにも関わり、学校に戻るようにとの関係者の努力は多としてもそれで事態が全て解決するわけではありません。新たな選択肢としてフリースクールはすでに素晴らしい実績を挙げております。

不登校と言えば、私は19世紀のイギリスの哲学者、社会思想家としてその著書「自由論」で知られるジョン・スチュワート・ミルを思い起こします。厳格な父に個人教育されたミルは過酷な独学に耐えて成果をあげながらも青年期に精神の危機見舞われます。それを救ったのは周辺の人たちの愛情です。不登校のだれもがミルになれるわけでは無論決してありません。ただ、フリースクールに携わる人たちの深い愛の心が、不登校であっても次世代を担うたくましい人材を生み、育むことは確かです。

衆院初当選依頼、25年にわたり一貫して教育改革に献身してまいりました不詳の私も、超党派フリースクール等議員連盟の同士として、法整備の活動に邁進し、これからも皆様方と手を取り合ってフリースクールの充実・発展に力を尽くす所存です。


日本フリースクール全国大会 参加者の皆様へ

第7回大会が盛会に開催されますことを心よりおよろこび申し上げます。

いろんな事情で不登校となり、居場所を求めている子どもたちや保護者にとり、フリースクールの役割が大きな支えとなっています。私たち超党派の議員連盟も、少しでも力となりたく、公的支援の拡充に向けて、さらに努力致します。

交流会を通じ、フリースクールの輪がさらに大きくなることを祈念します。

平成27年1月吉日
フリースクール議連幹事長
衆議院議員 馳浩


本日、第7回日本フリースクール大会が盛大に開催されます事を心よりお慶び申し上げますとともに、常日頃より皆様の温かいご支援をいただき感謝申し上げます。

関係者の皆様のご努力のおかげで不登校児童生徒の居場所、学びの場所としてフリースクール等ができ、多くの親や子どもたちのご支持を受けご活動している皆様に敬意を表します。

フリースクールに通う子どもたちと学校教育法に定められた学校に通う子どもたちとの間には依然格差が存在していますが、昨年、フリースクールをめぐる公的支援などの環境整備を促進するための「超党派フリースクール議員連盟」がようやく設立されました。

今後も、皆様のご指導のもと、わたくしも微力ではございますが、お力になれればと存じます。

本日の全国大会のご成功と、関係各位のますますのご発展、ご参集の皆様のご多幸とご健勝を祈念申し上げ、メッセージとさせていただきます。

平成27年1月10日
参議院議員 林久美子


「日本フリースクール大会」のご盛会を、心よりお慶び申し上げます。

国がフリースクール支援を検討するなど環境が大きく変わろうとしています。「多様な学びを保障する」努力と合わせてフリースクールを大きく育てる機会であると思います。そのためには皆様方の活躍が大いに期待されています。

本大会を機に、取り組みの益々の前進と、ご参集の皆様方のご健勝・ご活躍を祈念申し上げます。

衆議院議員 髙木義明


特定非営利活動法人フリースクール全国ネットワーク御中

第七回JDEC日本フリースクール大会の御開催おめでとうございます。常日頃からの皆様における、全ての子どもたち一人ひとりに合った学び・育ちの保障と、その尊厳が保持される社会の実現に向けた活動に心よりの敬意を表します。

私も、二〇一三年九月に施工された「いじめ防止対策推進法」附則第二条において、与野党協議の責任者として、政府に対してフリースクール等における学習への支援のあり方について検討を行うことを義務付ける規定をはじめて立法させて頂きました。

この附則の当初案におきましては、フリースクール等での学習に義務教育の効果を認める制度の検討およびその早期の導入をも立案させて頂いていたところですが、昨年の教育再生実行会議第五次提言において、就学義務や公費負担のあり方を含めた検討が提言され、政府における取り組みが始まった事は大変意義あるものと期待しております。

私も超党派フリースクール等議員連盟の一員として、引き続きフリースクール等への実効性のある支援措置の実現と、さらには、我が国の教育制度における正当な位置づけの実現のために全力で取り組んでまいる所存です。

結びに、本日ご参加医の皆様のご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げ、お祝いのご挨拶とさせていただきます。

二〇一五年 一月十日
参議院議員 小西洋之


この度、NPO法人フリースクール全国ネットワーク代表理事奥地圭子様、江川和弥様、ならびに関係者各位のご尽力により、ここに「第7回JDEC(日本フリースクール大会)」が盛大に開催されます事を、心からお祝い申し上げます。

私は一昨年まで、栃木県にある人口三万人の小さな町、高根沢町の町長を十五年間務めさせてもらいました。町長在任当時、文部省は不登校児童解消のための施策の一環として適応指導教室を全国に設けていましたが、全く機能していないという現実を目の当たりにしてきました。私は町長として、学校復帰を前提としない公設民営のフリースクール「ひよこの家」を同町に設立した経緯があるため、未だにフリースクール等が学校教育制度の外に置き去りにされ、公的支援が注がれていないことに対し、大きな懸念を抱いております。

常々、教育長や教職員、町職員、そして子どもたちとその親御さんに「どこで学ぶかではなく、何を学ぶか」と言い続けてきました。わが国が真の意味で懐が深く、あらゆる価値観や生き方を許容される国へと変革していくためにも、これからは国会議員として、また、昨年設立された超党派フリースクール等議員連盟の一員という立場で、多様な学びが可能となる仕組みを作り上げていきたいと思っております。

最後に、本日ご列席の皆様の御健勝と御多幸を祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。

平成二十七年一月吉日
参議院議員 高橋克法


お祝い

有意義な大会の御盛会をお祈りし、皆様のご活躍・ご発展をお祈りいたします。

衆議院議員 神山佐市

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