メールマガジン【第7号】2018.10.10

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NPO法人フリースクール全国ネットワーク公式メールマガジン
         【第7号】2018.10.10

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目次
1.フリースクールスタッフ養成連続講座-オンライン版

2.【開催報告】第11回JDEC(日本フリースクール大会)

3.【イベント・講演情報】

4.事務局コラム 中村国生(事務局/東京シューレ)
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■フリースクールスタッフ養成連続講座―オンライン版がスタートします!!

「フリースクールスタッフ養成連続講座」は、2016年からスタートしたフリースクールスタッフになりたい・フリースクールを立ち上げたい人のための連続講座。
八日間で16コマの講座を受講して、フリースクールや不登校に関する基礎的な知識、制度や運営、そして何より大切な活動づくりやしんどい気持ちを抱えた子どもとのよりそい方、保護者との関係づくりなどを学べる講座。これまで2年間で約70名が受講、フリースクールで働きたいという人ばかりでなく、親として、教員やカウンセラーとして不登校の子どもと向き合うため、あるいはフリースクールの若手・中堅スタッフとして自分たちの活動についてもう一度体系的に学びたいという方も参加し、ご好評をいただいております。

その養成講座を、今年はインターネットを使って全国どこからでも参加できるような仕組みをつくりました。
通常の(会場に集まる)養成講座がテーマにそった講演・シンポジウムを聞いて、その場で参加者の皆様と意見交換をして学んで行くのに対し。オンライン版では講演・シンポジウムの録画を好きなタイミングで視聴、後日web会議の仕組みを使って(読書会のようなスタイルで)視聴した講演・シンポジウムの内容について意見交換をして学びを深めます。

web会議はオンライン版講座参加者のためだけに開かれる会議なので、「実際に会場に集まっている人たちの盛り上がりから置いて行かれてしまう」なんて心配はせずにご参加いただけます。さらに、今年度は財団からの助成もいただき受講料も10000円(講演・シンポジウムの動画を10本と、90分のweb会議6回がセット)とお安くなっております、この機会に、ぜひ参加をご検討ください。


□フリースクールスタッフ養成連続講座-オンライン版 詳細・申込はこちら!!
https://freeschoolnetwork.jp/p-training/3365

□通常版(会場に集まって学ぶ養成講座)はこちら!!
https://freeschoolnetwork.jp/p-training/3240



■【開催報告】第11回JDEC(日本フリースクール大会)

2018年9月22,23日、東洋大学白山キャンパスにて第11回JDEC(日本フリースクール大会)が開催されました。
参加者は二日間で延べ140名、北は秋田県、南は秋田県と全国から、フリースクールの代表者やスタッフはもちろん、保護者のお立場、学生、研究者、その他子ども・教育関係NPO、企業の方など様々なお立場の皆様にお集まりいただきました。
会場をお貸しいただいた東洋大学の皆様、運営ボランティアとして関わっていただいたフリースクールスタッフと過去の大会参加者の皆様、そして何より当日ご参加いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

二日間のまとめとなるワークショップでは「子どもの多様な学びをつくろう」というテーマでグループに分かれて議論をしました。
フリースクールに通う費用負担の問題、スタッフの待遇、地域の格差(フリースクールはもちろん、適応指導教室等もない地域も)などの話題はもちろん。わが子が不登校になって初めて「フリースクール(適応指導教室や通信制高校なども)」という場所を知った、しかも誰かから教えてもらえるわけではなく自分で調べてはじめて知れる状態、学校に行っている子どももふくめてみんなが「学校だけじゃない」ということを知っていればもっと安心して過ごすことができるのに。という意見もいただきました。

分科会では当初少なめの人数を想定していた「適応指導教室との連携」にも他の分科会と変わらない人数が集まるなど、公民連携を通じてだれもが学校外の学び・育ちを選べる(知れる)社会をつくっていきたいとの希望が多くあることもうかがえます。フリースクール全国ネットワークでは、今後も公民連携や政策・制度に関する情報発信を強め、また皆様との意見交換の場も積極的につくってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


□お知らせ
このJDECの基調講演「フリースクールとは何か」と子どもシンポジウム「学校に行かなかったワケ、フリースクールに行ったワケ」の二本の動画をyoutubeにて無料公開することが決定しました。
今月中の公開に向けて現在準備中ですので、ご注目ください。



■【イベント・講演情報】

□子どもの権利条約フォーラム2018inとちぎ
・日程:2018年11月3,4日(土、日)
・会場:足利市民プラザ
・主催:このもの権利条約フォーラム実行委員会
・詳細:https://kodomo-forum.jp/wp/

子どもの権利条約ネットワークの呼びかけのもと毎年開催されてきたフォーラム、今年は栃木県足利市にて開催いたします。
フリースクール全国ネットワークからは代表理事の奥地圭子も参加、普通教育機会確保法・公民連携をテーマとした分科会で報告をいたします。


□第9回特別支援教育に関するセミナー
・日程:12月8日(土)
・会場:九州産業大学
・主催:福岡こどもたちのセーフティネット研究会
・問合せ先:092-606-2792(立花高等学校内セミナー事務局)
      info@tachibanahs.ac.jp

分科会「関係諸機関との連携」というテーマで奥地圭子が実践発表をいたします。
セミナー全体の対象者は特別支援教育に関心のある教育関係者及び関係諸機関、保護者、学生等どなたでもとのこと。


□第6回多様な学び実践研究フォーラムin九州
・日程:2019年3月16,17日(土、日)
・会場:福岡市市民福祉プラザふくふくプラザ
・主催:フォーラム実行委員会・多様な学び保障法を実現する会・フリースクール全国ネットワーク
・詳細:httpss://www.facebook.com/tayou.manabi.fukuoka/

今年度で6回目の開催となる「多様な学び実践研究フォーラム」は初めて東京・大阪を離れての開催、九州全域からメンバーの集う実行委員会を中心に企画を準備中です。
基調講演は多様な学び保障法を実現する会共同代表でもある汐見稔幸さん、続くシンポジウムとあわせ「法の見直し」まで残り一年をきったタイミングで何を訴えていくのか、そして大切にしていきたいこと、多様な学びを保障する意味を考えます。
2日目には参加の皆様ともたっぷり話せる分科会を実施予定。詳細はホームページ(フェイスブックページ)で順次発信してまいりますので、どうぞご注目ください。



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 コラム:川へダイブ!
      ~ ひと夏の成長 ~中村 尊(理事)
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今年の夏、各地で水害や台風の被害がありました。全国のフリースクールでも影響がでたところもあるかと思います、この場をお借りして、被災された方々へお見舞い申し上げます。
そんな今年の夏ですが、クレイン・ハーバーでは毎週のように川へと繰り出しました。

今年の子どもたちは川遊びが好きで、5月に川魚を釣りに行ったのを皮切りに長崎県内のあちらこちらの川へ行きました。
遊べる川のレパートリーは何か所もあり、釣りに行った川は、まぁ、序の口。次に行ったのは子どもが進めた川。ここでは泳ぎました。というか、水遊び。水中メガネで泳いでいる魚を見たり、水切り(平らな石を川面を滑らせるように投げる遊び。何回、水面を跳ねるかが楽しい)したり。

「今度はもっと面白い川に行こうか?」と私が提案すると子どもたちは乗ってきました。次に行った川は飛び込み岩があります。1m30cmくらいの高さの岩で、飛び込む先の水深は1m80cmくらい。深くはないですが足はつきません。
飛び込みに興味を持った子の一人は、「実は泳げない」とカミングアウト。でも、飛び込んでみたい!という気持ちが顔に現れてキラキラ!
「飛び込むけん、溺れんごと下で待っとって!」と。まぁ、仕方ないので飛び込む先で立ち泳ぎして待ちます。それで安心して勇気を出してダイブ! 水しぶきをあげた後に水面からのぞかせる顔は笑っているけど、足がつかなくてちょっと焦ってもいる顔。なんとも言えなく微笑ましい。
何回も飛び込んでいるうちに「もう、待機せんでもよかろう?」と言うと「じゃ、立ち泳ぎを教えて」と。で、教えてみると、自分が楽しむためだから吸収がはやい。その日のうちに立ち泳ぎができるようになりました。(ちなみに、その子はクレインでは全く勉強しません(笑))

その後はバンバン飛び込みます。さてさて「もうココでは物足りないかな」と、8月には上級者向けの川へGO!3m半程ある崖の上からの飛び込みチャレンジです。飛び込む先は潜っても底に着けない深さ! 最初は「手本を見せて」と躊躇しましたが、50歳のおじさんが飛び込めるのを目の当りにすると、勇気を振り絞ってダイブ!!
豪快な水しぶきと誇らしげな顔! 成長したなぁと嬉しい限りです。

彼に「今年クレインで一番嬉しかったことは?」と聞くと「泳げるようになったこと」と。自分の可能性が広がったこと、できることが増えたことに喜びを感じていました。
彼を見ると、あるOBを思い出します。そのOBも彼と同じ中2のとき、同じように川魚釣りから始まり、低い岩からのダイブ、そして3m級をひと夏でクリアしました。そのOBは今、養鶏場で働いています。自分で切り盛りしながら。
今年、飛び込めるようになった子も、これからいろんなことにチャレンジして大人になっていくんだろうなぁと思いました。

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