◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
NPO法人フリースクール全国ネットワーク公式メールマガジン
【第10号】2019.1.11
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
================================
目次
1.多様な学び実践研究フォーラムin九州
2.【報告】文部科学省、不登校・フリースクール・夜間中学合同会議
3.フリースクールフェスティバル2018(音楽祭)
4.全国若者・ひきこもり協同実践交流会inあいち
5.事務局コラム(前北海 理事、ネモ ちば不登校・ひきこもりネットワーク理事長)
================================
■多様な学び実践研究フォーラムin九州
多様な学び実践研究フォーラムは、不登校・フリースクールだけに限らない「多様な学び」の実践者(学習者自身やその保護者も含む)と研究者が集い、交流することによってその実践の質を高めようと2012年にスタートしたフォーラムです。
これまでは東京・大阪で交互に開催してきたフォーラムを全国に展開していくための第一歩として、九州の各県から集まった実行委員を中心に準備を進めています。
お申し込み受付の準備も整いました!!
==========================
第6回多様な学び実践研究フォーラムin九州・開催概要
==========================
□会場・アクセス
福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)
□参加費
一般 2日間3,000円、1日だけの参加は2,000円
学生 2日間1,000円
18歳以下 無料
□主催
多様な学び保障法を実現する会
多様な学び実践研究フォーラムin九州実行委員会
NPO法人フリースクール全国ネットワーク
□プログラム等詳細はお申込ページからご確認ください♪
■【報告】文部科学省、不登校・フリースクール・夜間中学合同会議
2018年12月17日、文部科学省が主催する3つの有識者会議の合同会議が開催されました。
この会議は、2016年12月に成立した「普通教育機会確保法」の附則に「法律の施行後三年以内に施行状況を確認し、必要に応じて措置を講ずる」という条文に基づいて開催されたもので、まずは「法の成立以来、地方公共団体がどのような取り組みを行っているか」を調査することが決まりました。
フリースクール全国ネットワークからは、学校外で学ぶ子どもとその家庭の負担軽減、フリースクール等団体の安定的な運営のための経済支援の実現や就学義務制度の見直しも含めた提案と、民間の側からみえる各地の現状と課題を報告をしました。
提出した資料の詳細は下記URLからご覧いただけます。
■フリースクールフェスティバル2018(音楽祭)
フリースクールの合同文化祭である「フリースクールフェスティバル」は【文化祭】と【音楽祭】の二日程に分けての開催です。
その【音楽祭】の開催が1月26日(土曜日)に迫ってまいりました。
今年も参加フリースクールのメンバーがカッコよかったりきれいだったり、あるいはクスリと笑えちゃうような多彩な演目を準備中。
入場は無料です、ぜひ遊びに来てください。
□日時:2019年1月26日10:30~16:00
□会場:北部市民会館(埼玉県越谷市/東部スカイツリーライン「大袋」)
□参加費:無料
■全国若者・ひきこもり協同実践交流会inあいち
「全国若者・ひきこもり協同実践交流会」は、一般社団法人若者協同実践全国フォーラム(JYCフォーラム)が毎年開催する、若者たちとともにつくる活動の実践者が集う全国イベントです。
フリースクール全国ネットワークは2016年2月の福島大会(分科会:学齢期のひきこもり)への参加を皮切りに、翌年から実行委員会への参加もしてきました。
今年の大会は愛知工業大学(愛知県名古屋市)にて2月9,10日開催。事務局メンバーの個人参加というかたちではありますが、「教育」「多様な学び」の二つの分科会づくりに加わっています。
詳細・お申し込みは下記URLから
http://jycforum.org/business/201902aichi/
「教育」「多様な学び」の他にも、「発達特性」「多文化」「家族」「アウトリーチ」などなど、不登校・フリースクールにもかかわりの深いテーマの分科会も多数。
どうぞご参加ください。
===========================
全国若者・ひきこもり協同実践交流会inあいち 開催概要
===========================
日 時:2019年2月9,10日
会 場:愛知工業大学
参加費:一般 5000円(2月9日だけの参加は2500円)
学生・若者 1000円
詳 細:http://jycforum.org/business/201902aichi/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
事務局コラム:前北海(理事、ネモ ちば不登校・ひきこもりネットワーク理事長)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
こんにちは!フリースクール全国ネットワークの理事をしています。前北です。
最近は代表職が多くなってしまって子どもと関わる時間は減ってしまいましたが、それでも現在もフリースクールネモでスタッフをしています。
最近のフリースクールネモの変化は、この1年で小学生の会員が7名になったことです。前年から5名も増え、フリースクールの中でキャッキャ言いながら紙で作った鉄砲や刀で遊んでいるし、そんな子たちを横目に年上の会員たちもなんだか優しい雰囲気に…。
その時の会員によって「フリースクールが変わっていくんだなぁ」と影響したり影響されたりしながら一緒にいることが大事なんだなぁ。そんなことを働きながら感じる所であります。
そんなフリースクールで思う事は「子どもの質はそんなに変わらない」ということ。居場所を欲しているし、つながりが欲しいというニーズがほとんどです。
しかし一方では親の変化を如実に感じています。これはもうはっきり感じます。
フリースクールネモを初めて9年目になりますが、この1、2年は親が学校を絶対視しておらず、子どもにフィットする場所で育ってほしい、学んでほしいという考え方の親が多数を占めてきている感じです。特に小学生の親は顕著にその傾向を感じ、ネモの「ゆったり」フリースクールにもとても理解を示してくれています。むしろフリースクールネモの「ゆったり」感を選んできています。
フリースクールを始めた当初は「何故ゆっくりとしたフリースクールが必要なのか?」という説明に時間をかけていましたが、今は相手からの「それがいいですよね」で話が終わってしまう事もあったりします。
不登校が急激に増えだした1990年後半から2000年代に学校に関わっていた30代から40代の人たちが今子育てをしているので、友達の誰かは不登校で、不登校が遠い誰かのことではなく、現実にあることという肌感覚がある、そういうところが確実に変わってきているのだと思います。
そんな変化は千葉だけですかね?ほかの地域はいかがでしょうか?