メールマガジン【第15号】2019.6.13

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NPO法人フリースクール全国ネットワーク公式メールマガジン
         【第15号】2019.6.13

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目次
1.【報告】文部科学省「フリースクール等に関する検討会議」

2.【お知らせ】多様な学び保障法を実現する会 公開イベント

3.【お知らせ】東京シューレ「フリースクールスタッフ養成プログラム」

4.【連載】APDEC2019
   ~Asia Pacific Democratic Education Conference~
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■【報告】文部科学省「フリースクール等に関する検討会議」

2019年6月7日、文部科学省の「フリースクール等に関する検討会議」「不登校に関する調査研究協力者会議」の合同会議が開かれました。
2016年末に成立した「普通教育機会確保法」の施行状況の確認と必要に応じた見直しのためにおこなわれている会議です。
(会議の資料等はこちらで公開されています http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1417950.htm

合同会議としての取りまとめ作業は佳境に入ってきていますが。
・現在の学校制度の外で学ぶ子どもも現実に存在するため、学制の見直しも含めた議論や研究が必要という立場。
・不登校対策(支援)には、学校だけでなく民間団体、市民セクターも含めた連携が必要という立場。
・学校外で学ぶことは否定しないが、あくまでも学校、教員が中心となる施策を基本とする立場。

など様々な立場から意見が出され、全員が一致する方向性を見つけることは難しい。法律と現状認識は共通のものとするが、それに対する方向性については両論併記のような形で様々な意見を書いていくこととなりました。
最終とりまとめの会議は6月21日(金曜日)の午後に開催、詳細が決まり次第文科省HPで傍聴受付も行うようです。



■【お知らせ】多様な学び保障法を実現する会 公開イベント

2019年7月6日、早稲田大学にて「多様な学び保障法を実現する会」の総会&公開イベントを開催します。
「多様な学び保障法を実現する会」は、学校制度の外で学び、育つ子どもたちの学ぶ権利を保障するためにフリースクールやデモクラティックスクール、シュタイナー学校、フレネ学校、ブラジル学校やホームエデュケーションの実践者や研究者、市民が集まって結成された団体ですです。

今年の総会&公開イベントでは、普通教育機会確保法が成立してからの各現場での変化を改めて確認し。
また、経済産業省の「未来の教室」の取り組みなどの教育に関する国の施策、文部科学省やフリースクール等議員連盟の動きについても情報を共有し。
法律を活用し、またより良い方向に変えていくために皆様とともに議論をしたいと思います。

詳細、お申し込みは以下のURLより。
https://kokucheese.com/event/index/569609/



3.【お知らせ】東京シューレ「フリースクールスタッフ養成プログラム」

東京シューレでは、公益財団法人石橋ざいっ団の助成のもと、ふたつのプログラムを行います。

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①東京シューレ フリースクールスタッフ養成プログラム
 実習期間:2019年9月1日~2020年8月31日(1年間)
 実習場所:東京シューレが運営するフリースクール

<受入条件>
 給付型奨学金:月額100,000円
 通勤手当・外部研修参加費(補助上限):年額240,000円 など

<詳細>
 https://www.shure.or.jp/wantoknow/research/fsstaffyousei2/
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②東京シューレ フリースクール創業支援プログラム
 支援期間:2019年9月1日~2021年8月31日(最長2年間)
 創業予定地:国内

<受入条件>
 給付型奨学金:時給1,070円
 通勤手当・外部研修参加費(補助上限):月額20,000円
 創業準備助成(2019年9月~2020年8月):700,000円
 創業1年目フォローアップ助成(2020年9月~2021年8月):600,000円 など

<詳細>
 https://www.shure.or.jp/wantoknow/research/fssougyou/https://www.shure.or.jp/wantoknow/research/fssougyou/
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どちらのプログラムも、応募締め切りは2019年6月21日(金)郵送必着とさせていただいております。
どうぞよろしくお願いいたします。

【お問い合わせ】
 東京シューレ事務局
 TEL:03-5993-3135
 MAIL:info@shure.or.jp



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【連載】APDEC2019 その4
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初めまして、APDEC事務局の長井岳と申します。僕のことを「シューレ大学修了生」や「創造集団440Hz」のメンバーとしてご記憶の方もいらっしゃるのではないかと思います。
これまでの3回で、APDECやIDECの概要をお伝えしてきました。今回は、僕の個人的な経験から、IDECやAPDECについてお話しします。

■ IDECってなんだ?
僕が初めて参加したIDECはニュージランド大会です。2002年のことです。その前年にシューレ大学に入り、不登校やら学歴社会の構造やらオルタナティブスクールやらと、それまで知っていた「教育」とは違った教育をぐんぐんと得ていました。その中で話題になっていたのがIDECです。「ん、なんだ、IDECって?」と僕は思いました。IDECに関しては、これを読んでいるみなさんはもうご存知のことと思いますが、当時の僕にとって、その大会はとても衝撃的でした。
僕はようやく日本のフリースクールやシューレ大学のことを知った段階です。でもどうやらそういったスクールは世界中にあるのです。それどころか、ヨーロッパでは100年以上続くフリースクールがあるということじゃないですか!

■自由であろうとする人の歴史
フリースクールは、社会の片隅で、学校に行けない可哀想な子どもを受け入れる場所ではないのです。自由であろうとするがゆえに、学校の用意する枠組みに合わない子どもとその気持ちを無視しない大人がいて、そういった人たちがフリースクールをつくったのです。この100年間起き続けてきたことが、日本でも起きているのです。つまり、自由であり続けようとしてきた人たちの歴史がフリースクールの歴史なのです。それが今シューレ大学にいる自分につながっている、と興奮したことを覚えています。

■アットホームな雰囲気
海外旅行なんて贅沢なんじゃないか、と思いつつも、なんとかお金を工面して、IDECに参加を決めました。
大会全体はとてもアットホームな雰囲気でした。ソファーのある部屋や暖炉が付いていてリラックスできる部屋があり、ワークショップと言いながらもどこか親戚の家で話しているような安心感がありました(もちろん大きめなホールでのちゃんとした話し合いもありましたが)。2段ベットで8人部屋で生活を共にして、コーヒーやお茶、ココアが自由に飲めるラウンジがありました。

■聞いてもらえる、楽しめる
僕は会う人会う人、つたない英語で「あなたにとって自由とはなんですか?」と聞いてみたりしました。誰も馬鹿にしないで答えてくれたました。 シューレ大学のワークショップで、不登校の経験、一般の大学での苦しさなどを話しました。ニュージーランドで先生をしている方が、とても共感して、力づける言葉を語ってくれました。その他、サッカーしたり、踊ったり。僕は一人じゃない、自分の声を聞いてもらえる、楽しめる。この経験が今僕がAPDEC事務局を引き受けることにつながっています。その前年、「自分を変えるため」に向かった一人旅のインドよりもはるかに自分にとって意味のある多くの経験ができたのです。

第3回APDECは、ニュージランドのお隣の国、オーストラリアで開催されます。昨年のインド、来年のネパールと比べると、とても安全で、参加しやすい国かな、とも思います。ツアーの締め切りは6/14(金)の23:59まで。よろしかったら、一緒にAPDECに参加しませんか?
http://apdec.org/jp/tour2019/

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