メールマガジン【第23号】2020.4.13

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NPO法人フリースクール全国ネットワーク公式メールマガジン
         【第23号】2020.4.13
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目次
1.オンライン版フリースクールスタッフ養成講座に参加して(NPO法人寺子屋方丈舎・小関翼さん)
2.新型コロナウィルス対策についての緊急アンケート結果
3.事務局より
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1.【オンライン版フリースクールスタッフ養成講座に参加して】
 2020年2月15日~3月21日に行った、オンライン版フリースクールスタッフ養成講座。本養成講座に携わるのは4回目となるが、何度受講しても毎回新たな刺激があり、学びがある。何より、こんなにも多くの人が、フリースクールや不登校に対し興味を持ち、参加してくれることが嬉しい限りだ。
 本養成講座の特徴は、実に様々な地域の多様な立場の方が参加すること。事前に動画を見て、養成講座当日に見た感想や疑問をシェアする内容ゆえ、正解がない。自身が感じたことをありのままに発言するだけだからこそ、地域や立場の違いが活かされ、自分にはない発想を生み出す。そこから、さらに自分の学びや感性が深まる。毎回、時間が足りないと思うくらいだ。また昨年からグループトークの進行役として、過去本講座受講者や子ども支援に携わる方に、ファシリテーターとして協力をしていただいている。ファシリテーターの存在があることで、初対面の参加者同士も話しやすくなるし、新たな刺激を生む。
 さて、今回の養成講座はこれまでと異なることもあった。参加者の子どもも参加したことだ。多くの参加者が自宅で参加するというのもあり、興味を持った子どもたちが画面に映り込んだりする。その中で、不登校経験のある子どもが言った「全国から同時に、こんなにも多くの人がフリースクールや不登校に興味を持って、学んでいることが嬉しい」という言葉が印象的だ。よく、親の背中を見て子は育つというが、私たち大人が、多様な学びを選択しても良いという姿勢を見せていくことで、子ども達の安心できる学びにつながると感じる。
 最後に、フリースクールスタッフ養成講座は、皆が皆、今後フリースクールに関わるとも限らない。関わる人もいるが、教育関係、保健師、公務員、主婦など職種問わず、興味がある人誰もが参加できる学びの場というのが魅力だと感じるので、機会があれば是非参加を検討してほしい。

2.新型コロナウィルス対策についての緊急アンケート結果概要
 フリースクール全国ネットワークでは、会員のメーリングリストにて4月5日までを回答期限として、「新型コロナウイルス対策についての緊急アンケート」を実施しました。
 ご協力くださった会員の皆様、まことにありがとうございました。
 回答結果を以下に掲載します。自由記述はグラフの後に示します。

質問④: 今回の感染症拡大防止策を含め、危機管理対策等で工夫していることがあれば、お書き下さい。18 件の回答

3月会費を無料にした。お便りなどを郵送した。

手洗いや消毒の徹底・マスクの着用などの衛生対策、部外者の受け入れの中止、危機管理マニュアルの見直し

通学を出来る限り保護者送迎にする。換気。消毒。

緊急会議を持ち、皆で考える事を重視。毎朝から、ドアノブなど触れる部分へのアルコール消毒の繰り返し。自転車か徒歩で、バス・電車を使わない通所の奨励、家庭との連携。小さなイベントの中止。外遊びを多くする努力。など。

施設入退室の時の手洗い、マスクなどの飛沫予防

そもそも来なければいけない場所ではないことを再確認し、各ご家庭で利用について話し合っていただくよう促しました。

消毒喚起の徹底、保護者との相談 手洗いや室内衛生環境の徹底 室外の活動を中心とした。

スクールミーティングで全員で検討する

冷静でいること。専門的な知識に基づくように注意すること。

消毒液の設置 ー 風通し、こまめな清掃、殺菌など 活動内容を外での運動をメインにした。中では密接しすぎないように指導

スタッフ、理事と速やかに協議すること

手洗いの徹底。手洗い用のペーパータオルを用意。アルコール除菌スプレーの設置。マスクの着用。定期的な換気。

質問⑥: オンライン等で活動をした場合は、活動の内容と課題、行っていない場合は、その理由を其々お書き下さい。18 件の回答

実際にはまだ行っていないが、オンラインで使用するソフトウェアの使い方についてスタッフで研修を行なったオンラインは行わない今の所、家で余裕を失っているメンバーはいません。

在籍小学校との遠隔授業活動を通常実施しているため。

環境的に難しいため

特になし

ライングループでの交流会議に出られない子はメール等で意見を聞いたので、オンラインでは繋がなかった。

Zoomをつなげながらマインクラフトや人狼。オンラインでニンテンドースイッチ。学習支援ではないのでオンラインはイメージしにくい

質問⑧: 春休みなどに代替え活動を行う場合は、その内容等をお書き下さい。6 件の回答

そもそも当スクールは春休みを設けておりません

イベントと相談会を先延ばしにずらした

春休み期間の短縮

春休みをなくして一時開所した。

テレビ会議システムを利用してのおしゃべり、ゲーム等。課題は通常の小学生など保護者の協力がないとテレビ会議への接続が難しい子も居ること。

質問⑩: 経営的な影響の具体的内容並びにその対策 (特に、社会・行政に求めたい支援策)があればお書き下さい。18 件の回答

事業所開所の自粛あるいは休止が求められた場合、あるいは、外出自粛により通所する子が減った場合の財政支援生徒が通学日数で発生すりお金を心配しなくて良いように、フリースクールに補助金を出して欲しい。

4月から自己判断で休む家庭が増え、回数利用費が減る。回数減を予測して、正会員が準会員へ格下げする。体験入会が減る。⇦できれば行政に、家賃補助だけでも求めたい。助成金獲得のための首都圏への出入りが制限されたので、そこは困っている。遠隔会議などに切り替えてすすめるため、ICTやネット通信の無料化などを早急に、民間に開放してほしいふり。フリースクールに限りませんが、中小企業やフリーランス他、経済的に厳しい状況にある方への支援。経済的にしんどくなりそうだという保護者がおられます。(退会していただくわけにも行かず減額等で対応することになると思います)生徒募集や周知活動が出来ず利用料収入が見込まれない。別事業(行政委託事業)の中止により売り上げがなくなった。行政として運営が継続出来るよう助成してもらいたい。

フリースクール単体では影響はほぼないと考えられますが、法人全体として影響の出る事業部があることは予想されます。

・休校による収入減。フリースクールへの補助金を求めたい。保護者へ金銭的支援をしてほしい。収入がさがると言っているかていもあるため収入の減少。休校になった際に補償してほしいが、期待していない。見学・入会相談の停止による会員拡大機会の喪失、開室日数減による会員の減少。緊急時の対策ではなく、恒常的な経済支援を求めたい。4月分の会費を減額せざるをえないと考えている。FSは休業し、スタッフには雇用調整助成金より休業手当の支給を検討している。生徒から会費をとるわけにはいなかいので、家賃やスタッフ人件費がもろに赤字になっている。多少は行政の補助が頂けるとありがたい会員数の減少及び会員の減額が必要になることが考えられる休校期間の収入損失。 オンライン環境のある家庭とそうでない家庭がある。生徒側にそこまでの環境がない。メールなどで子どもの意見を聞いたのですが、あまり反応がなかったため。今後、高校の学習や各講座を再開するにあたって、オンラインを使う予定なので、他の活動に広げることを子どもたちに提案していきます。オンラインでの活動内容をどのようにおこなうのか、まだ方針を立てることができていないため。

質問⑫: その他、意見・要望等お書き下さい。(フリネットに対するものでも結構です。)18 件の回答

私たちの法人は、主に障がいのある不登校の子ども達を対象にしているため、今回、学校が休校になったことに伴って(厚労省管轄のため)できるだけ開所をし、受け入れを拡大しなさいと言う指示が出ています。したがって、日々の最大の考慮事項は、いかに感染予防をして受け入れをし続けるか、予防のための手立てをどう向上させるかに集中しています。マスクの確保、消毒の徹底なども大変重要な事項です。今回のアンケートを回答していくと、フリネットはどちらかと言うと文科省の視点も入っているのかなと感じました。立場によって方向性の違いを感じました。子どもたちの命、幸せを第一に考えると、感染防止に最大限の配慮をして運営を続けることも、運営を最小限にしたり休止していくことも、どちらも現時点では必要で大切なのだと思います。ただ、こうした草の根の活動は、現場の崇高な使命感と情熱で支えられていることには変わりなく、経済的保障がないことからその脆さがあるのも事実です。この困難をみんなで乗り越えるために、共に力を合わせることでできることがないか、有効なことがないかこのフリネットを通して考えていければいいと思います。

感染の広がりの状態により、保護者と共に対応を考える。

慎重になるばかりではなく、元気に笑い合え、走り回れる時間を、何とか産み出し続けたいと思います。保護者たちとの連携も、普段以上の共同作業ができれば、ミッション=プログラムです。

フリネット登録団体で講座の無料配信や、推薦活動、ラーニングサイト、取り組みなど情報の交流をしてはどうでしょう。

オンラインコンテンツの充実を図る声も多く感じますが、福祉的支援を必要とされている方になかなか届くものではないと思います。当スクールも休校にすると保護者の方が疲弊し、虐待等のリスクが高まる家庭が複数あることが通常開講している一番の理由です。(本来は行政の責任で行う範疇だと思っています)

県市の対応はいつでも公的機関のみ。フリースクールも同様に支援や助成などをするように早急に変わってもらいたい。

少人数での教育対人支援を行っている側面、保護者の就労状況に特段の変化(テレワークへの移行など)がない点などを考慮し新年度も、特別な要請がない限りは通常通りの開所スケジュールで運営していく方針です。

子どもたちが在宅でも安心して過ごしながら学べる教育システムへの構築と経済保障をお願いしたいです。

全国の情報を集めていただいてありがとうございます。

自宅から出れない状況が続くと外に出ることが怖くなるリスクがあります。オンラインやリスクの低い外遊びを活用して、少しでも接点を確保することが大事だと思っています。そのような意識や方法(オンラインなど)を共有することをお願いしたいです。

他のFSの休校等の情報を知りたい。

なんとかがんばります!

10の内容はおそらくほとんどのスクールが同じだと思いますので、まとめて行政や世間にアピールしていけるといいと思います。

倒産、失業が増え、日本経済の悪化が予想されます。ダメージを受ける人たちがどれだけ生まれるのか、見当もつきません。(追記)「閉室に伴う会費減額へのフリースクールへの補償」と「減収した保護者への補償」各スクールがどのような対応をおこなっているのか、情報を知りたいです。

 
3.事務局より
 新型コロナウイルスについて日本政府より緊急事態宣言が出されました。
 事務局の所在地は、緊急事態宣言の対象地域となります。
 メーリングリストでは既に発信しましたが、以上に伴い、事務局の勤務体制が一時的に変更となります。
 原則として、5月7日までの間、在宅勤務とし、出納や郵便物など事務処理上必要な対応が生じる場合に出勤することとします。
 イメージとしては、週に1,2回あたりの勤務となります。
 なにとぞご了承ください。
 なお、5月7日までの間のお問い合わせはメールでお願いいたします。(事務局:加藤)




											
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