メールマガジン【第24号】2020.6.19

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NPO法人フリースクール全国ネットワーク公式メールマガジン
         【第24号】2020.6.19
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目次
1.第7回多様な学び実践研究フォーラム開催のお知らせ
2.新型コロナウィルス対策についての緊急アンケート(プレスリリース)
3.2019年度フリースクール基本調査
4.事務局より
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1.第7回多様な学び実践研究フォーラム開催のお知らせ
延期していた第7回多様な学び実践研究フォーラムは、第12回JDEC日本フリースクール大会(Japan Democratic Education Conference)と同時開催として、オンラインイベントとして下記日程で開催することとなりました。

ぜひご予定をお願いします。

★日時:2020年9月5日(土)、6日(日)

★会場:オンライン

★内容:フォーラム企画+JDEC企画でグレードアップ、より多彩な分科会が準備中です。

また、ウィズ・コロナ時代の教育や学びの在り方を考え合う分科会も予定。

★申込:イベントサイトPeatix(ピーティックス)予定

参加費:3000円(両日通し)

★主催:多様な学び保障法を実現する会、フリースクール全国ネットワーク

<主なプログラム>

▼1日目

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オープニング

【基調講演】

喜多明人共同代表

「子どもの学ぶ権利保障と多様な学びのこれからー子どもの権利条約採択30年の節目に」

【シンポジウム】

「若い命が生き生きと育つー幼児・小学生の多様な学びの実践」

永易江麻(東京コミュニティスクール)

西村早栄子(智頭町森のようちえん まるたんぼう)

熊谷亜希子(共育ステーション地球の家)

中川綾(大日向小学校/日本イエナプラン教育協会)

今井睦子(世田谷区ほっとスクール「希望丘」/東京シューレ)

進行:奥地圭子共同代表

【報告】

「外国籍の子どもの教育機会確保」

小貫大輔(東海大学)

【オンライン懇親会】

▼2日目

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【分科会】

★「多様な学びの実践交流~子ども中心の場の創造力」

箕面こどもの森学園

デモクラティックスクールまっくろくろすけ

東京シューレ

★「 多様な学びの実践交流~子ども・スタッフ・保護者の関わりで共につくる学びの場とは?~」

東京賢治シュタイナー学校

フリースクール

★「 多様な学び場の「社会的認知」と「質の向上」を目指す「評価システム」のあり方とは」

東京学芸大学加瀬進研究室

フリースクール全国ネットワーク

★「普通教育機会確保法のこれから-法律と制度のさらなる前進に向けて」

吉田敦彦(大阪府立大学)

古山明男(おるたねっと)

西野博之(フリースペースたまり場)

★「多様な学校の立ち上げ~独自のカリキュラムで学び育つ学校づくり~」

横浜シュタイナー学校

大日向小学校

東京シューレ江戸川小学校

★「海外の教育で学び育つということ」

アメリカのホームエデュケーション

東京インターハイスクール

ほか

★「多様な学びの自由研究発表」

若手研究者・大学院院生・学生等

喜多明人(共同代表・早稲田大学名誉教授)

★「 市民で新しい場をつくろうー立ち上げ、運営、養成」

東京賢治シュタイナー学校

横浜シュタイナー学園

デモクラティックスクールさくらんぼ学園

東京シューレ

★「森のようちえんからオルタナティブな学びへ」

もあなキッズ自然楽校

ちば森の楽校

竹内信彦(長野県池田町教育長)

★「 公民連携・地域のネットワークの可能性」

東京都フリースクール等ネットワーク

千葉県フリースクール等ネットワーク

栃木県若年者支援機構

★「多様な学びの場と家庭を応援する基盤をつくる~中間支援・推進センターの構想」

古山明男(おるたねっと)

加瀬進(東京学芸大学)

吉田敦彦(大阪府立大学)

朝倉景樹(シューレ大学)

★「多様な学びの実践交流~現場・実践者による自由発表」

フリースクールコスモ

多様な学びプロジェクト

ほか

★「多様な学びの場・フリースクールにおけるセーフガード(課題)」

フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(調整中)

東京シューレ

★「フリースクールスタッフシンポジウム」

フリースクール全国ネットワーク

★「ウイズコロナ時代、働き方・学び方がどう変わるか?(仮題)」

★その他

【海外先進事例から学ぶ】

「台湾のオルタナティブ教育の特徴と展開」

王美玲(淡江大学准教授)

【JDECミーティング】

2.新型コロナウィルス対策についての緊急アンケート(プレスリリース)
 当団体にて行った「新型コロナウイルス対策についての緊急アンケート」について、共同通信、日本経済新聞、読売新聞に記事として取り上げていただきました。
 アンケートにご協力いただいた方々へ厚くお礼申し上げます。
 掲載された新聞紙…愛媛新聞(6.1)、千葉日報(6.2)、茨城新聞、読売新聞(夕刊.5.30)

3.2019年度フリースクール基本調査について
2019年9月~2020年5月にかけて実施した基本調査の単純集計が出来上がりました。
ご作成くださった東京シューレのスタッフの方へ、この場を借りて感謝いたします。
また、アンケートにご協力くださった方へ、厚くお礼申し上げます。
回答数は43となり、回答率は47%でした。

4.事務局より
緊急事態宣言解除を受け、6月より通常勤務に戻りました。
他の仕事を兼務している関係で、事務局は週3日勤務になっています。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。

【お礼】監査の児玉勇二弁護士より、ご著書をいただきました。
児玉勇二,2014,『知的・発達障害児者の人権――差別・虐待・人権侵害委事件の裁判から』現代書館.
____,1995,『子どもの人権ルネッサンス』
七尾養護「ここから」裁判刊行委員会[編],2014,『かがやけ性教育!――最高裁も認めた「こころとからだの学習」』つなん出版.

(ごく簡単な感想)2003年のことです。都立七尾養護学校に当時の都議3名を中心とした視察メンバーが訪れ、同校で実践されていた性教育が「過激な性教育」としてバッシングされました。
都立七尾養護学校は、知的障害のある子どもを対象とした学校です。この学校でおこなわれていた「こころとからだの学習」と呼ばれていた性教育が標的となり、当時の教員の大量処分(ex.教員の異動)という事態を招きました。
 のちに保護者二人を含む31名が原告となり、裁判となりました。「(前略)都議らによる養護教諭への非難など行動は政治的介入であり、『不当な支配』にあたる」(児玉 2009:17)こと、都教委が教員を厳重注意したことは、裁量権の乱用に当たること、などを骨子とする判決がおりました。
 当時大学院生だった私は、この事件をいわゆる「ジェンダー・フリー・バッシング」の一事例として受け止めていました。しかし、同校の事例は思っていたよりももっと重い結果を社会にもたらしたと思います。
 時を経て2020年になった今、2000年代の初めに吹き荒れた「バックラッシュ」の深刻な爪痕を、著しいジェンダー・ギャップの中に、それから政治の不正の中に見ることとなりました。
 また、新自由主義の価値観が社会の合招くところに浸透し、人間を効用価値とみなし、その基準のもとで選別することを良しとする傾向も見られます。その中で大変悲劇的な事件が起こったのは記憶に新しいでしょう。
 教育の自治と自由を確立することは人権の基本中の基本です。そして、セクシュアル・ヘルス/ライツ(リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)を保障することも基本中の基本です。
 都立七尾養護学校の性教育裁判には、現代の課題を考えるヒントが詰まっています。
 ご著書をくださった児玉弁護士は、都立七尾養護学校の性教育裁判に原告側の弁護団団長として携わったことで有名です。
 いただいた著書を熟読して、今一度この社会の人権の在り方を考え直したいと思います。
参考文献 児玉勇二,2009,『性教育裁判――七尾養護学校事件が残したもの』岩波ブックレット.

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